2014年10月19日日曜日

アドラー心理学的トライアスロン①~挑戦できない理由

たとえばあなたが、トライアスロンに挑戦したいと思っているのに、仕事、家庭の事情、長く泳げない、バイクを買う資金がない、などの理由で中々実行に移せないでいると仮定しましょう。

これについてのアドラーさんの回答は明快で、「あなたは↑の理由を言い訳にして、トライアスロンに挑戦することを拒み続けているだけ。つまりトライアスロンに挑戦できない理由(感情)を後からこじ付けて作り出している」に過ぎないとのこと。
その証拠に「あなたに、それらの理由を改善しようという意思は殆どないでしょ!?」と言うのです。

orz…(私もず~っとウルトラトレイルに挑戦できていないので…)

更にもう一つ、後ろめたくなるような話をすると、「人間は何かの足枷(負担、重荷)があったり、誰かに縛られている状態の方が都合が良い」とのこと。

つまり今の自分が不幸だと考える人は、「私は給料が安い(上司が意地悪、彼女がいない、子供がわがまま、etc…)だから不幸なのであって、こうでなければもっと幸福になれるのになぁ」と考えているそうです。しかし実際はそんな願いが叶ったとしても必ずしも幸福にはなれないと知っています。それに何より自分の限界を知るのが怖いのだと…。
それだったら多少は不満はあるものの、今のままの不幸な状態でいた方が面倒は少ないと考えるようになり、冒険はしなくなるらしい…

なるほど、大人になるとリミッターを解除できなくなるのは、そういう仕組みだったのか…と今更ながら気付いた次第。

つまり、たとえば…

もし「お父さんがトライアスロンなんて、絶対無理よ!」と実の娘に言われたとき、それはお父さんがその台詞に傷ついたのではなく、その台詞を挑戦できない免罪符として有効利用しているのかもしれません。そして「実の娘の幸福のために私は自分の人生を犠牲にしているのダ!」と考えれば、これほど心が安らぐことはありませんし…(←は私が言ったのではありません。アドラーさんが言っているのデス。悪しからず)

(to be continued.)

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